アウトロー料理人沸騰石さののブログ

製菓学校卒業後、実務経験がないままフランスへ渡り、1年間料理人として働きました。帰国後の現在は、実の兄にお弁当を作りつつ、芸人としても活動しております。

【余裕すぎて困る】フランスと日本の一週間の早さの違い

こんにちは。

沸騰石の佐野です。

 

 

今日は土曜日。9月に入ってから最初の一週間が終わろうとしてます。

相変わらず今週も早かった。

以前働いていたレストランでも、「また今週終わっちゃうね!」「そうですね!早すぎて今週の休みの予定まだ決めてないですよ!」みたいな会話が頻繁にありました。

現在僕も、今週の休みはどこかレストランに行こうと思ってるんですけど、まだどこに行こうか決めてないです。休みが訪れるのが早すぎて、間に合わないんですよ。

 

 

日本にいた頃はバイトばかりしてて、一週間の区切りさえなかったような気がします。

実際にレストランで勤められてる方はどうでしょうか。一週間は早いですか?

 

 

今回はフランスのレストランの一週間が早く過ぎる理由をまとめてみました。

 

 

 

一週間が早い理由

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モナコの海。モナコには一か月ですでに五回ほど行ってます。

 

 

週休二日が確定してる。

まず一番大きいのはこれだと思います。

休みが二日で、しかも連休。最低でもこれだけないと疲れを抜くのは難しいでしょう。

連休であることで、気持ち的にもリフレッシュできます。

 

 

フランスのレストランは大体、土日休みか日月休みです。

料理人同士休みが合うので、一緒にレストランに行けたりもします。また、家族でゆっくり過ごすこともできます。

休みはあるけど、友達と休みが合わないって、日本では結構あるあるですよね。

 

 

休めたからまた一週間頑張れる。

休みが見えるからまた一週間頑張れる。

 

 

イレギュラーがない

日本に居たときの友達から、「この時期は休めない。」という言葉をよく聞きました。

僕が知ってるパティスリーでは、バレンタイン期間とクリスマス期間は休みが減ります。

レストランでも、ゴールデンウィークなどでは休みがなくなるのではないでしょうか。

 

 

日本は祝日が多いですし、祝日こそ売り時であるから、店を営業するとことが多いと思います。

フランスでは、祝日営業することは滅多にありません。というか、ほぼないです。

おそらく、オーナー側からして、フランスの法律的に、金銭でかかる負担が大きいのでしょうね。

他にも、日曜日出勤は二倍の給料を払わないといけないというルールがあるだとか。

 

 

フランスの飲食店勤務者(というか全ての労働者)は、法律によって守られてます。

 

 

そもそも一日が早い

今働いているところは夜営業だけで例外なので、以前働いていたレストランをモデルにして説明します。 

 

★一日の流れ

9:00~11:30 仕込み

11:30~12:00 昼ごはん

12:00~14:00 昼営業

14:00~17:00 休憩

17:00~18:00 仕込み

18:00~18:30 夜ごはん

18:30~22:30 夜営業 

 

ご覧の通り、休みがちょくちょく入ります。そして、昼営業は楽勝(?)なので、出勤してから2時間半が経つと、もう半日が終わり。あとは夜営業だけ。となります。感覚的には本当に早いです。昼休憩がしっかりと取れることも重要。

 

 

一週間の実際の感覚

今の自分の曜日別の気持ちです。

 

日・月→休み。最高の気分。

 

火→疲れが抜けてるから仕込みがたくさんでも余裕。「かかってこいや。」

 

水→1/5が終わったということで気持ち的には楽。「明日で折り返し」

 

木→折り返し。「もう今週は終わった。」という気持ち。

 

金→「今日が終われば後は明日。」だけということで余裕。

 

土→今日で終わり。「一週間はやかったなぁ。」

 

 

一週間の真ん中の木曜日ですでに、「もう今週は終わった。」と思っています。

なので、一番きついのは、気持ち的には火曜日で、体力的には金曜日ですかね。

土曜日は、ないものとして考えてます。

 

 

はい。というわけでフランスの一週間が早い理由をまとめてみました。

単純に”フランスに来てるから”なのかもしれないのですが、それにしても早すぎるので、これらの要因があるのは確かなのではないかなと思います。

 

 

それでは今日はこの辺で。