【最強の魚料理決定】色々食べてきたけど、一番美味かったのは、、、
こんにちは。
沸騰石の佐野です。
フランスに来てからあと少しで10か月が経ちます。
パリで働いてた時は、34~40ユーロくらいのビストロで。ニースでは150~230ユーロの二つ星レストランで働いてます。
いわゆる大衆店と高級店の店で働き、それぞれの魚料理を見てきました。
そして食べに行ったレストランはざっと30くらいでしょうか。食べるのが好きな方からしたらそうでもないかもしれませんが、フランスに来てから僕も、食べることにお金を使ってきました。
今日は、そんな僕が思う、一番美味しい魚料理をランキング形式で発表したいと思います。
最強の魚料理決定
案外がっかりするかもしれません。
同率一位 寿司・丸焼き
寿司に関してはだれも異論がないとして話を進めます。一昨日たまたま寿司を食べたのですが、やっぱり美味かった。。寿司は間違いないと思います。
そしてその寿司に肩を並べるほどの料理は、魚の丸焼きです。
寿司は美味いとして、丸焼きも同じくらい美味しくないですか?
ここでいうところの丸焼きは、うろこを落として、腹を裂いて内臓を取り出した魚を、頭付きのまましっかりときつね色になるまで焼いて、かつ、中の水分が出てないものを言います。
出てきた瞬間の皮が焼けた香り、しっとりとした身、たまに、レモン汁をかけて食べてみる。
どうですか?説明を聞いただけでよだれが出てきませんか?僕は出ます(真顔)。
色々な魚料理を食べてきました。1人前で60ユーロもする魚料理を食べたこともあります。
でもやっぱり、、、丸焼きはうめぇなぁ~って思っちゃいます。
ニースだと、スズキの丸焼きが30ユーロもしないで食べられます。
そして、割とどこの店も美味しいです。ぜひニースに来たら丸焼き、試してみてください。
第三位 ムニエル
ここでフレンチの代表格が登場です。
魚に小麦粉をつけて、、バターでジュワー、カリッとなるまで焼きます。
最高に美味いのは舌平目ですが、その他にも、エイ、鮭、マトウダイとか、ムニエルにすると美味しい魚は沢山あります。
なお、フランスでちゃんとした舌平目のムニエルを食べる場合、大体50ユーロくらいはします。
ニースは40ユーロくらいで食べれます。是非。
第四位 うな重
ここで思い出したかのようにうな重です!笑
うな重美味いよね!でも最近、日本でウナギがどんどん獲れなくなっているっていうニュースを見てちょっと心配です!
なお、勉強不足のため、うな重の知識はあまりありません!精進します!
第五位 ホイル焼き
僕の中でこれぞおふくろの味という料理です。普段の料理とは違い、アルミホイルを破る楽しみがあるのも醍醐味。
主に鮭を、キャベツ、しめじ、醤油と一緒に包んでグリルするだけ。
一見変哲もないキャベツとしめじですが、この付け合わせ野菜はきっとこのホイル焼きに相性抜群の野菜だと思います。
キャベツは甘く、そしてところどころが焦げていて良い香りです。そしてしめじは、
ダシとなって醤油に溶け込んでくれます。
適当そうに見えて、これがベスト。なかなか侮れない僕のお母さんです。
全国の主婦さんもぜひトライしてみてください。
いかがでしたでしょうか?
色々な料理を紹介しましたが、今回のランキングを通じて伝えたかったのは、
料理の中には、”簡単なんだけど、これが最強”ていうのがあります(今回の丸焼きみたいに)。
今現在働いてるレストランは、かなり値段が高く、3万円くらいします。なので、厨房の中では、”3万円をもらえる料理”を頑張って作っています。
なんか油に漬けて火を入れたり、ぐにゃぐにゃしたり、泡つけてみたり。
色々試行錯誤しても、結局はパリパリに焼いた丸焼きには勝てないんじゃないかと思っています。
高級だからと言って、手を加えたからと言って、美味しくなるわけではありません。
実は、最強の料理は、僕らの身近にあったんです。
それでは今日はこの辺で。